
僕は25歳で過労により入院した。その時、医師から「50歳だったら死んでいた」と言われた。その瞬間から、時間の価値を改めて考えるようになった。お金は後からでも稼げるが、失った健康と時間は二度と戻らない。
健康を失って気づいた4つの真実
1. 健康は全ての土台
入院してベッドに横たわっている時、どんなに資産があっても意味がないことを痛感した。健康でなければ、豊かに遊ぶことも、仕事をすることも、家族と過ごすこともできない。
当時はエンジニアとして高い給料をもらっていたが、その代償として健康を失った。結果として、医療費と休職による機会損失で、稼いだ以上のものを失った。
2. 時間の希少性
1日は24時間、1年は365日。これは世界の富豪も僕たちも同じだ。しかし、健康を失うと、その限られた時間の質が著しく低下する。
入院中、1日のほとんどをベッドで過ごした。天井を見つめながら、今まで無駄にしてきた健康な時間がどれほど貴重だったかを思い知った。
3. 小さな習慣の複利効果
退院後、僕は健康戦略を根本から見直した。派手な変化ではなく、日常の小さな習慣の積み重ねこそが長期的な健康につながることを学んだ。
メンタリストDaiGoや鈴木祐の知見を参考に、エビデンスベースの健康習慣を取り入れた。「Dラボ」での継続的な学習も始めた。
4. 完璧を求めない最適化
面白いことに、健康も完璧を求めすぎると逆に不健康になる。ストイックすぎる生活はストレスを生み、継続できない。
実践している健康戦略
食事:質と楽しみのバランス
旬の野菜と良質なたんぱく質を基本としているが、週末は好きなものを食べる。アルコールも土日だけと決めている。制限しすぎると反動が来るし、人生の楽しみも失われる。
最近は、朝食を抜いて16時間のプチ断食を実践している。最初は空腹感があったが、慣れると集中力が上がることに気づいた。
睡眠:7.5〜8時間の死守
Apple Watchで睡眠の質を計測し、7.5〜8時間の睡眠を確保している。就寝前のカフェインは避け、寝室の温度も調整している。
睡眠不足の時の判断力の低下は明らかだ。重要な決定をする前日は、特に睡眠時間を意識している。
運動:HIITで時間効率を追求
ジムに通う時間がもったいないので、自宅で4分間のHIITを週3回実施している。たった4分だが、心拍数が上がり、確実に体力がついてきた。
運動後の爽快感は、どんな娯楽よりも価値がある。これも豊かに遊ぶための投資だ。
メンタル:朝5分の瞑想
朝起きてすぐ、5分間の瞑想を行う。呼吸に意識を向けるだけのシンプルなものだが、1日のストレス耐性が明らかに上がった。
瞑想も完璧を求めない。雑念が浮かんでも構わない。続けることに意味がある。
健康投資のROI(投資収益率)
健康への投資は、最も高いROIをもたらす。なぜなら:
1. **医療費の削減**: 予防は治療より遥かに安い
2. **生産性の向上**: 健康な体と脳は、仕事の効率を2倍以上に高める
3. **機会の拡大**: 健康でいることで、挑戦できることが増える
4. **人生の質**: お金では買えない日々の充実感
失敗から学んだこと
過去に極端なダイエットや過度な運動で失敗した。その経験から学んだのは、持続可能性の重要性だ。
一時的な成果より、10年、20年続けられる習慣の方が価値がある。だから今は、70点の健康習慣を毎日続けることを選んでいる。
まとめ:時間を味方につける
時は金より価値がある。そして、その時間の質を決めるのは健康だ。
僕は入院という苦い経験を通じて、この真理に気づいた。今は、健康を最優先の投資対象として、日々小さな習慣を積み重ねている。
完璧を求めず、でも着実に。これが豊かに遊ぶための、そして資産を築くための土台となる。健康という土台がなければ、どんな成功も砂上の楼閣だ。
今日も7.5時間の睡眠を確保し、4分のHIITを実施し、旬の野菜を食べる。この積み重ねが、10年後の自分への最高のプレゼントになると信じている。
